UPDATE: 2020/01/10

スマホ画面を3D表示するディスプレーやAI搭載の魔方陣など横浜に集合

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 2019年10月17日、18日、25日、26日にわたって「横浜ガジェットまつり2019」が開催された。「イノベーションで横浜を盛り上げよう!」を合言葉に、大手からスタートアップ、教育機関、市民団体、個人まで、組織の枠を越えてさまざまな人々が集まった展示セッションイベントだ。前回に引き続き、後半日程の25日、26日にて開催していた展示ブースをレポート。ドローン、ロボット、VRからアプリ、クラフト、アートまでが集まった。

BankART Station(新高島駅 地下1階)

呪文を唱えて魔方陣を光らせる
「魔方陣にAIを入れてみた[令和元年版]」(KDL.Make 部)

 ぬいぐるみに呪文を唱えると、足下の魔方陣が光り輝くシステムの「魔方陣にAIを入れてみた[令和元年版]」。ぬいぐるみにはRaspberry Piが組み込まれており、呪文の音声を認識。そのデータを魔方陣にセットされている別のRaspberry Piへと送り、プログラムされた内容にあわせて魔方陣のLEDが光る。

 LEDがセットされた魔方陣
 
 手で抱えているぬいぐるみが呪文(音声)を認識
 
 ぬいぐるみ内にRaspberry Piが組み込まれている

新作コンテンツとARを使ったオーダーシステム
「TYFFON」(TYFFON)

 VRを使ったアトラクションを展開してるTYFFONは、HMD(ヘッドマウントディスプレー)を装着してタロットカードの世界を旅する新感覚のタロット占い「タロットVR:ボヤージュ・オブ・レヴリ ~幻想の旅~」の体験版を展示。2019年11月下旬に渋谷パルコにてARとスイーツを組み合わせた「ティフォニウム・カフェ」をオープンしており、ブースではカフェで使われるARを使ったオーダーシステムを紹介。タブレットでマーカーを読み込むと、キャラクターがオーダーしたパフェを作っていく姿が見られ、注文を待っている間も退屈しないようになっている。

 「タロットVR:ボヤージュ・オブ・レヴリ ~幻想の旅~」の正式版は、バックパックPCを背負い、動き回りながらプレーをする
 
 「ティフォニウム・カフェ」ではタブレットを使ったオーダーシステムを採用
 
 ARを使って、オーダーを待っている間も楽しめるようになっている

セットしたスマホの画面が3Dで表示
「ASKA3Dスマートフォン用ディスプレイ」(テクノラボ)

 テクノラボとアスカネットが共同開発した球形のスマホ用ディスプレー。専用アプリを起動した状態でスマホをセットすると、ディスプレー表示の一部を3Dで浮き上がっているように表示可能。時計や写真を映しだせる。

 さらにスマホのインカメラをセンサーとして、ジェスチャー操作にも対応。タップしたり写真をスクロールさせるといった操作が可能となる。また色を検知して、それに近い色に表示を変えるといった機能も装備。球状の本体にはワイヤレス充電機能が搭載されており、対応したスマホならセットするだけ充電も可能だ。

 写真ではわかりにくいが、ディスプレーが浮き出して見えている
 
 ジェスチャーでの操作に対応
 
 スマホの下をセットするので、上部にあるインカメラが突出した状態になっており、これで指の位置などを検知する
 
 色鉛筆のカラーに合わせてディスプレーの表示が変わる

2足ロボットの試作キットを展示
「ファブラボ関内 会員の作品」(ファブラボ関内)

 2013年オープンと老舗のFabLab関内のブースには、会員が制作した作品やラズパイ・ゼロを使った2足歩行ロボットの試作キット「OttoPi」を展示。ロボットはサーボモーターを4個使用し、Wi-Fi経由でスマホからの操作にも対応。おしゃべり機能も搭載しており、子ども向けのワークショップなどに活用する予定とのこと。

 レーザーカッターなど機器が使えるFabLabならではの作品を展示
 
 子ども向けのプログラミング教室などにもぴったりな2足歩行ロボットの試作キット「OttoPi」

ミニ四駆をプログラミングで動かす
「ミニ四駆で障害物を乗り越えろ」(Quattro Ace)

 タミヤのワイルドミニ四駆シリーズとRaspberry Piを組み合わせ、プログラミングで動かせるようにできるキット。ビジュアルプログラミング・エディタの「Blockly」でプログラミングができるので、子どものプログラミング教育にもぴったりの教材。

 Raspberry Piを使い、プログラミングで動かせるようになっているミニ四駆
 
 プログラミングはブロックを組み合わせていく「Blockly」を使う
 
 レベルに合わせて、どういったプログラムにすれば良いか学ぶことができる

市販のぬいぐるみを自在に動かせるようにするキット
「NUIBOT-縫い物で作るロボット製作キット-」(ソフトクリーチャー合同会社)

 モーターと伸びない糸を使い、糸を巻き取ることで、やわらかいぬいぐるみを動かせるようにするキット「NUIBOT Ver.1」。糸の縫い付ける位置や場所、使用するモーターの数などの組み合わせにより、ぬいぐるみの各部位を自在に動かせるようにできる。プログラミングはマイクロソフトのMakeCodeを使用する。

 動作はプログラミングで制御可能となっており、接触センサーを使うことでぬいぐるみを触ると動き出すといった設定も可能。クリエイターによる創作の総合マーケット「BOOTH」にて販売中で、価格は1万3750円。

 糸を巻き取るモーターをマイコンボード(ESP WROOM32)で制御
 
 縫い付けた糸が引っ張られることで、ぬいぐるみを動かす
 

フルカラーLED約530個で表情を変えられる
「化ける!きつね面」(カサネタリウム)

 日本の伝統的なお面である「きつね面」に、約530個のフルカラーLEDを装着。Arduinoを使ってカラーを制御し、さまざまな表情を表現できるようにしている。真空成形技術で作成した透明なカバーに和紙を貼ることで、柔らかい光を実現している。またモバイルバッテリーを使うことで、きつめ面を装着したまま動き回ることも可能。

 LEDの灯りながら、和紙の効果で柔らかく和のイメージを損なわない
 
 約530個のフルカラーLEDがびっしり貼られている
 
 カバーなしで光らせた状態
 

富士ゼロックス みなとみらい事業所 1階

音が聞こえる歯ブラシで楽しく歯磨き
嫌がる子どもの歯磨きを変える歯ブラシ「Possi」(京セラ株式会社)

 ブラシの振動による骨伝導で、イヤホンやスピーカーを使わなくても音楽が聞こえる歯ブラシ「Possi」。京セラがライオンとソニーとのオープンイノベーションで開発されたもの。音楽プレーヤなどと3.5mmのケーブルで接続して音楽を再生しながら使用する。子ども向けとなっており、歯磨きが楽しくなるわけだ。

 ブースで紙コップにブラシ部分を当てて、音が聞こえるかどうかテストしてみたが、しっかりと音楽として聞こえてきた。すでにクラウドファンディングでの販売は終了しており、2020年3月には一般販売される予定。

 ブラシ部分が骨伝導で音を発生する歯ブラシ「Possi」
 
 テレビなどともつなげられるよう、音源との接続は3.5mmのイヤホンジャックを使う
 
 ブラシ部分に京セラの開発したセラミック素子を使い振動させている

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