UPDATE: 2020/07/14

伊藤羊一スクール長のもと、85名が集結。第一期イノベーションスクールを振り返る

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 6月17日(火)、YOXOイノベーションスクール第二期が開講した。(外部サイト:https://kii-net.jp/case_study/yoxo_innovationschool_2/
 昨年の2019年度に行われた第一期では98名の応募があった本講座。今年度も50名の定員を超過した申し込みがあった。
 前期と同じく、スクール長には伊藤羊一氏(ヤフー株式会社コーポレートエバンジェリストYahoo!アカデミア学長・株式会社ウェイウェイ代表)を迎えた。

 本記事では、第一期YOXOイノベーションスクールの様子を講義毎に振り返る。

◆YOXOイノベーションスクールとは
YOXOイノベーションスクールは、世界を変えるビジネスを横浜から創出すべく、既存産業にICT/IOTなどの技術を掛け合わせた新産業を創出するイノベーション人材・起業家の発掘育成を目的として実施。第一期は2020年1月16日(木)~3月22日(日) の期間に全10回の講義が行われた。

第一期プログラム詳細:https://kii-net.jp/case_study/yoxo_innovationschool/

伊藤スクール長の講義を皮切りに開講。総勢85名の熱気に会場が包まれた
 初回は、主催である横浜市や事務局からのオリエンテーションにはじまり、当スクール長である伊藤氏ともう一人の講師である株式会社TNPパートナーズ代表呉雅俊氏による講義、最後に受講生同士の自己紹介が行われた。伊藤氏による起業におけるマインドセットの話や、自己紹介で受講生の多様性を知ることで皆やる気を高めた様子であった。

 第2回のテーマは当スクールのキーワードである「ICT/IoT」。合同会社デジタルストラテジー 代表川上慎市郎氏により、初心者でも分かりやすい形でプラットフォーム型ビジネスに関する講義が行われた。

 続く第三回では、中小企業診断士 浜野厚太郎氏による事業計画の作り方について事例を交えた基礎的な講義を行い、当講義を経て受講生はビジネスプラン作成を開始した(当スクールではビジネスプランの提出が課題である)。

収支計画についての基礎から一歩踏み込んだフィンテックの話まで扱われた第4,5回
 第4回は、「ICT/IoT」に関連し、フィンテックに関する講義が行われた(講師は増島 雅和 氏 森・濱田松本法律事務所 パートナー弁護士)。多くの受講生にとって馴染みの薄いテーマだったため、難解だったという感想も聞かれたが、一方でこれを機にフィンテックに関心を持ったという声も聞かれた。

 第5回は、収支計画の作り方について、公認会計士の福島 泰三氏が基礎的な講義を行った。第3回同様、カリキュラム全体の中では堅実に基礎を押さえる内容であった。そのため、受講生によっては物足りない人もいたようだが、一方できちんとこのような話を聞く機会のなかった人には学びとなった。

相互コミュニケーションや起業家の体験談も盛り込まれ、より実践的な内容へ
 第6回は、講師と受講生、受講生同士のやり取りを多分に取り入れながら、組織やコミュニティについて学ぶ講義を行った。講師には、島田 由香 氏(ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社 取締役 人事総務本部長)と辻 貴之 氏(株式会社フジテレビジョン経営企画局経営企画室担当部長)を迎えた。2名の講師の個性が溢れ、講義内容とともに大変印象に残った模様。

 第7回は、起業家である株式会社ウェルモ 代表取締役 鹿野 佑介 氏より、起業に関する話を伺った。比較的知識を学んだこれまでと異なり、リアルな体験談は多くの受講生の印象に残ったようであった。なお、本講義より、コロナウイルス感染拡大を受け、オンラインでの実施に変更した。

資金調達に関する講義と実践的なプレゼンの講義でビジネスプランを具体化
 第8回は、栗田 秀臣 氏(株式会社ケイエスピー インキュベート・投資事業部担当部長)より資金調達、資金計画の話を伺い、岡部 顕宏 氏(株式会社ウェルモ 代表取締役)より実際の事業における資金に関する話を伺った。第7回同様、実践者の話は受講生に響くようで、質疑応答も時間を超過して活発に行われた。

 第9回は、伊藤スクール長によるプレゼンに関する講義と、受講生によるビジネスプランの発表が行われた。伊藤氏の講義については、具体的で実践的な内容が好評であった。また、プレゼンは希望者のみであったが、発表者にとっては伊藤氏より直接コメントをもらえる点で有意義であっただけでなく、視聴していた受講生からも、他の受講生のアイディアに大変刺激を受けたという感想が多数だった。

集大成としての成果発表会。伊藤スクール長から直接フィードバックを受け、閉会
 受講生多数により、発表者を選抜し行われた成果発表会。一人5分間のプレゼンの後、伊藤スクール長からコメントをもらう形式とした。第9回同様、発表者にも視聴者にも大いに学びがある回となった。最後に、伊藤氏より総括してもらい、修了生に修了証を授与し、閉会となった。

 新型コロナウイルス感染症の影響など、今まさに経済も働き方も暮らし方も転換を迫られる中、ビジネスのあり方も変化を求められている。そのような状況で開講した第二期YOXOイノベーションスクール。
 「これからの経済や働き方、暮らし方が変化する中で、世界を変えるビジネスを横浜から創出する」ことを目標に取り組む受講生たちから、どんなビジネスプランが生まれてくるのか、注目したい。

第二期YOXOイノベーションスクール
https://kii-net.jp/case_study/yoxo_innovationschool_2/

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