UPDATE: 2020/10/13

自分の暮らす街で、自分のまちの未来のために働くのが心地いい

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今回話を伺ったのは、スカイファーム株式会社(以下、スカイファーム)のティオン 晴子氏。スカイファームは以前の記事(https://yi.city.yokohama.lg.jp/article/97/)で触れたように、フードデリバリー事業を展開するベンチャー企業だが、YOXO BOX(よくぞボックス)オープン当初から併設のオフィスに入居している経緯もあり、現在はYOXO BOXの拠点運営業務にも携わっている。
そんなスカイファームで働くティオン氏に焦点をあてながら、スカイファームの取り組みや、横浜に住んで働くライフスタイルの魅力についてお話を伺った。

スカイファーム株式会社 ティオン 晴子氏
横浜市在住。学部卒業後、大学院でイギリスへ留学。学生の交換留学の支援事業や横浜国立大学国際戦略室での勤務などを経て、2020年4月にスカイファーム株式会社に入社。現在は横浜ハーバーエリアの食事や手土産を扱うNEW PORT(https://www.new-port.jp/)の販促・広報やYOXO BOXの運営事務局などを担当。プライベートでは3児の母。

YOXO BOXでの産学連携の可能性に惹かれ、スカイファームへ。

—横浜国立大学でのお仕事など、元々は教育や国際分野でのお仕事が長かったようですが、スカイファームにはどういう経緯で入社されたんですか。

 横浜国立大学での仕事は任期付きの仕事だったので、いずれ転職が必要ではあったんです。木村さん、村上さんとは、”ママ友”として育休中に知り合って。NEW PORTを頼んでクリスマスパーティを一緒にしたり、育休中にBUKATSUDO(https://bukatsu-do.jp/)を手伝ったりするような関係でした。
 YOXO BOXがオープンすることになって、産学連携の機会もあるよ、と聞いたことで、それまでのキャリアも生かせるかなと、惹かれました。だから、YOXO BOXがきっかけになりましたね。

-実際に、横浜市と連携した「うまいぞ!横浜。」の取り組みが注目されていましたが、どういったきっかけで始められたのでしょうか。

「うまいぞ!横浜。」(https://hamadeli.new-port.jp/)は4月の中旬頃からスタートしたのですが、その頃はコロナで飲食店の方々は厳しい状況に直面していましたし、緊急事態宣言で市民の方々も暗い雰囲気になっているのを感じていました。そこで何かできないかということで横浜市さんに話をしたんです。それに対して、横浜市さんからも協定を結んで一緒に何かやりましょう、と言って頂いて、正式な横浜市の取り組みとして始まりました。


うまいぞ!横浜。のロゴ

—別の記事(https://xtech.mec.co.jp/articles/3691)で横浜市では”すぐに会える行政組織を目指している”という話がありました。横浜市さんのオープンな姿勢と普段のコミュニケーションがあったからこそこういった連携もすぐに進んだのかもしれませんね。

そうですね。お陰様で、お店の方々からも「安心して加われる」というお声も多くいただいて、多くのお店の方々や商業施設に加わっていただきました。

10年続けた都内の仕事を辞め横浜へ。“自然体”でいられる自分に気づく

—— ティオンさん自身のお話をもう少し伺いたいのですが、一度地方で働いた後、「東京で働きたい」と都内の企業に転職したとのお話がありました。その後、なぜ横浜で仕事を始められたんですか?

 横浜に引っ越したのは結婚がきっかけだったのですが、最初は横浜から東京に通勤していました。子どもが生まれて2回産休をとっていて、一人目の時は横浜から都内に通勤していたのですが、二人目を生んで仕事復帰するときに、「通勤時間がもったいない」と感じるようになったんです。家の近くで働きたいと思うようになって、それで辞めました。

——実際、横浜で生活してみて、どうですか。

 改めて、横浜がすごく好きだなと感じます。みなとみらいに以前は住んでいて、子どもも増えたので引っ越したのですが、できるだけ環境を変えたくなくて、近くの山手に今は住んでいます。
 特にみなとみらいは、コンパクトだけど何でも揃っていて、何も不自由がなくあのエリアで完結できる。デパートもあるし、美味しいごはんも食べられる。だから、東京に行かなくなりました。東京にしかない特別なアートを観に行きたい、というようなことがなければ行くことがないので、「あれ、気づいたら最近東京行ってないな」とふと気づくような感覚です。

——働く環境としての横浜はどうでしょうか。

 色々な職場を見てきましたが、これまでで一番、今が働く環境として良いです!YOXO BOXに初めて来たときに、なんとおしゃれな場所、と思ったのですが。働いていても快適です。ガラス張りなのでまず明るいし、緑もあって、道路に面しているので、路面のいろんな動きがわかる。それも自然な感じがして、全体的にナチュラルな感じがして、肩肘張らず自然体で仕事ができるような感覚があります。

 あとは、都内で働いていた時は、通勤する間に働く自分と母親の自分のモードが切り替わるような感じがあったんですけど、今は全部が一緒。すべてがミックスされた感じで、それがすごく自然でいいというか、仕事も子育ても、その地域にいる同じ一人の自分、という感じでできています。

子どもにとって「いいまち」として記憶に残したい。
自分の暮らす地域に根差して働くからこそのやりがいと思い

——最後に、これからご自身がやりたいことについてお話いただけますか。

 横浜に住んでローカルなことをやるようになって思うのは、子どもにとって横浜は地元というアイデンティティになって育っていく。子どもにとって、「横浜っていいな」という記憶に残るまちにしたいという想いが強くあります。だから仕事をしていても楽しい。

今はベンチャーの立場でフードデリバリーの事業を中心にやっていますけど、自分のバックグラウンドも生かして、色んな事とつなげることで、総合的に横浜を良くすることに繋げていけたらいいなと思っています。

 「色んなことをつなげていきたい」とご自身が語ったように、スカイファームは現在みなとみらいの方でもNANA Lv.(ナナレベル)(https://www.mec.co.jp/j/news/archives/mec200220_nanalv.pdf)を拠点に横浜市立大学との連携を進めたり、地元の企業と連携して「みなとみらい線をジャック」しての広報を8月に行ったりと、産学連携のみならず、様々なプレイヤーと繋がり活動を広げている。今後のスカイファームの展開にも目が離せない。

<関連記事>
木村さん記事リンク:https://yi.city.yokohama.lg.jp/article/97/
「大手企業・スタートアップなどによるエコシステムを目指す横浜の未来。横浜市と三菱地所が語る、これからの“官民協働オープンイノベーションの可能性”」:https://xtech.mec.co.jp/articles/3691

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